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中井英策(えいさく)商店 炙(あぶ)りホタテのいずし [伊達市]

2015年3月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2015年2月1日時点の内容です

写真:炙りホタテのいずし 左/1,500円(250g)、右/2,370円(390g) 中井英策商店の工場売店をはじめ、道の駅「だて歴史の杜」の伊達市観光物産館、道の駅「とようら」、天然豊浦温泉しおさいでも販売。※FAXでの注文、オフィシャルオンラインショップで購入も可能。

ホタテの甘みとほのかな酸味が絶妙!

北海道で厳冬期に作られる"いずし"は、塩漬けした魚、ご飯、米麹、野菜などを重ねて漬け込み、乳酸発酵させた漬物の一種。北海道では古くから保存食として親しまれ、魚の種類はニシンやサケ、ハタハタなどが定番だが、堅苦しいルールはなく、地域や家庭ごとに多彩な味がある。

もともと表舞台に立つことがなかった"おふくろの味"である「いずし」を、人気の土産に引き上げたのが、内浦湾(通称・噴火湾)沿岸の伊達市にある「中井英策商店」だ。創業時から「北海道の食文化を発信しよう」と独自のいずし商品の研究を手掛ける中、1980(昭和55)年に発売した「キンキのいずし」が大ヒット! さらに2009年、その製法と技術を生かし、内浦湾の特産品・ホタテを主役にした新商品の開発に取り組み、この「炙りホタテのいずし」が誕生した。

数多くの河川が流れ込み、プランクトンが豊富な内浦湾は日本有数のホタテ養殖地。同社ではそんな内浦湾の上質なホタテと鮮度にこだわり、水揚げ直後に下処理し、貝柱の表面を炙って、その日のうちに漬け込む。これを3週間ほど熟成させた後、マイナス190℃で急速冷凍し、最適な熟成段階で発酵を止めるのがおいしさの秘密とか。

米麹の香りとほのかな酸味をまとった肉厚の貝柱は、しっとりきめ細かな食感で、噛むごとにホタテの甘みが増してゆく――。思わずお酒が進む、何とも罪なおいしさだ。

写真:高級魚キンキ(キチジ)を全国で初めて商品化した同社の看板商品。キンキの特徴である脂分とうま味を閉じ込めながら、驚くほどあっさりとクセのない上品な味わいに仕上げている。発売から35年のロングセラー商品。3,240円(500g)。

こぼれ話

だから美味! 内浦湾産ホタテ

"養殖ホタテ"と聞くと、給餌で育てるイメージがあるかもしれないが、渡島(おしま)半島にぐるりと囲まれた内浦湾では、周囲の山々を源とする河川や太平洋から注ぎ込んだ天然のプランクトンが栄養源。豊かな自然の恵みで育ったホタテは、肉厚でプリッと弾力があり、ふくよかな甘さがある。

問い合わせ

中井英策商店

伊達市南稀府(みなみまれふ)町18-12
TEL:0142・24・2934
FAX:0142・24・2522
9:00~17:00
休日:土曜日、日曜日
http://nakai-shop.com

編集:(株)KADOKAWA  文:葛西麻衣子 写真:渋谷文廣

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2015年3月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2015年2月1日時点の内容です

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