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浅原硝子製造所 浮き玉キャンドル[小樽市]

2016年1月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2015年12月1日時点の内容です

写真中央:音玉(4号/直径約12㎝)3,078円
写真右:渚玉(5号/直径約15㎝)4,914円
キャンドル1個付き。オプションでスタンドも購入可能。
浅原硝子製造所、小樽市内のお土産物店などで販売。※ホームページからメールでの注文も可能

小樽ガラスの伝統が息づく浮き玉

ラムネ瓶のように淡く青みがかった、レトロな風合いのガラス玉。この球体は"ガラス浮き玉"と呼ばれ、かつて北海道のニシン漁などで漁業網の浮きとして活躍した往年の漁業用具だ。小樽市にある「浅原硝子製造所」は、現在も全国で唯一、その製作を手掛けている。

1900(明治33)年創業の浅原硝子製造所では、もともとランプや薬瓶、金魚鉢などの生活雑器を製造していたが、地元の水産試験場から「海の色に溶け込むガラスで製造できないか」との依頼を受け、初代がガラスの浮き玉を開発。やがてプラスチック製の登場で漁業用の需要は激減したものの、4代目の浅原宰一郎さんが「ガラス浮き玉の伝統文化を守りたい」と、その技術や独特の風合いを生かし、個性豊かなインテリア小物としてよみがえらせている。

中でも、この「浮き玉キャンドル」は、1999年に初開催され、今ではすっかり冬の風物詩となった「小樽雪あかりの路(みち)」のシンボルとして、宰一郎さんの先代・陽治さんが手掛けた物。キャンドルに火を灯し、浮き玉の中に差し込むと、厚みのあるガラスを通して、ほんのり優しい灯りが揺れる。テーブルに飾れば、ガラスに巻かれた漁縄ロープが影となって浮かび上がり、幻想的な雰囲気に――。

漁業用具からインテリアへ。時代と共に役割は変わっても、伝統の灯は海色のガラスにしっかり刻まれている。

写真:長い年月をかけて再結晶化したガラスの塊を、小さく砕いてガラスの中に閉じ込めたペーパーウエート「ガラスのソコヂカラ」も、お土産に人気。カラーは、コバルトブルー、イエローなど5種類がそろう。サイズは直径約6㎝。1個1,944円。

こぼれ話

原料はリサイクルガラス!

ガラス浮き玉に使われる原料は、100%リサイクルガラス。海に溶け込む淡いブルーに仕上げるため、色や素材を選別し洗浄してから使用している。そのため、浮き玉のガラスは、一つ一つ色味が微妙に異なり、レトロな風合いが生まれるという。地球にも優しい一石二鳥のエコ商品なのだ。

問い合わせ

浅原硝子製造所

小樽市天神1丁目13-20
TEL:0134・25・1415
9:00〜18:30
休日:日曜日、1/1祝日〜1/5火曜日
http://www.asaharaglass.com

編集:(株)KADOKAWA 文:葛西麻衣子 写真:渋谷文廣

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2016年1月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2015年12月1日時点の内容です

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