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軟石工房軟石や かおるいえ[札幌市]

2016年5月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2016年4月1日時点の内容です

写真:かおるいえ 写真左から、ツリー(小)850円、彫1,150円、レンガ(小)850円、ことりのいえ(小)1080円、カラー(小)864円、煙突付き1,150円「軟石工房 軟石や」の他、道内の宿泊施設やカフェ、函館空港の売店などでも販売。同工房のオンラインショップでも購入可能。

札幌軟石のキュートなアロマストーン

頑丈で軽く、加工しやすいことから、北海道の開拓時代に建造物の資材として重宝された「札幌軟石」。建築基準法の制定やコンクリートの普及で、次第に活躍の場は失われてしまったが、札幌や小樽には、軟石を使った建造物が数多く現存し、石造りならではの温かみや独特のモダニズムが、今もなお街並みに息づいている。

かつて採掘の中心地だった札幌市南区の石山に構える「軟石や」は、札幌軟石を使ったクラフト作品を通じて、その価値や魅力、消えゆく文化を発信しようと、札幌生まれの小原恵さんが立ち上げた工房だ。代表作は、「かおるいえ」と名付けられたアロマストーン。手の平サイズの軟石を家の形に切り出し、カラー塗料でペイントを施した物で、好みのアロマオイルを数滴垂らせば、アロマポットに! 軟石の吸水性の高さに着目したアイデア作品だ。

切り出しからやすり掛け、ペイントまで、作業はすべて小原さんと数名のスタッフがコツコツと手仕事でこなす。煙突が伸びる家や小鳥たちが屋根で羽を休める家など、遊び心あふれるデザインも人気のヒミツ。手の平に乗せてみると、想像以上に軽く、ひんやり、ざらりとした質感に、見るだけでは分からない、軟石の魅力が感じられた。

北海道の開拓時代を支えてきた札幌軟石――。その歴史と文化の灯は、小さな石の家に託され、守り継がれている。

写真:円形の軟石をベースに、札幌の景観色で着色した「軟石ブローチ」も人気。グリーンは藻岩山(もいわやま)、白は雪消水(ゆきげみず)、赤はれんがなど、札幌の自然や風土をモチーフにしたデザインが描かれている。計6種類のバリエーションがそろい、1個800円。

こぼれ話

軟石クラフトの手作り体験も!

工房では「かおるいえ」の手作り体験も実施。あらかじめ家の形に切り出された札幌軟石に、竹串を使ってカラー塗料で絵や模様を描いたり、スタンプを押したりと、オリジナル作品の制作が楽しめる。完成品は、手作りのペーパークラフトと合わせてラッピングしてくれる。1名1,500円〜。

問い合わせ

軟石工房軟石や

札幌市南区石山1条2丁目9-22
TEL:090・9425・0573
10:00〜18:00
休日:水曜日 ※イベント等の臨時休業あり
http://www.212a-a.jimdo.com

編集:(株)KADOKAWA 文:葛西麻衣子 写真:渋谷文廣

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2016年5月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2016年4月1日時点の内容です

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最新号はぜひ機内でお楽しみください。

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