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旭川空港エリア ホワイトアスパラガス 北海道・中富良野町

2016年5月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2016年4月1日時点の内容です

太陽と大地の恵みで白く輝くみずみずしい「野菜の女王」

本場ヨーロッパでは「野菜の女王」と称賛されるホワイトアスパラガス。旬が訪れると国中が活気づくというが、北海道も負けてはいない。5月になると百貨店やスーパーの野菜売り場にグリーンとホワイトのアスパラガスが並び、取れたてを運ぶために農家も宅配業者も目が回るほど忙しくなる。

北海道のホワイトアスパラガス作りは、大正時代に缶詰用として始まった。現在は料理で主役級の食材に。品種は「コロポックル」と「ガインリム」が主流。食味が良く、収量が安定しているそうだ。一般的にアスパラガスは、種をまいて株(地下茎)を作り、3年目から出る茎を収穫する。太陽の下で生長すると緑に、遮光すると白く育つ。6月以降は翌年の収穫に備えて茎を伸ばし、光合成で株に栄養を蓄え、約7年間収穫を繰り返した後、寿命を終える。

中富良野町にある天心農場は、毎年予約で完売という知る人ぞ知るアスパラガス作りの名人。「アスパラガスは、少し気温が低めの時期に生長した方が繊維が柔らかく、糖度が高い。だから春取りが一番うまいよ」。株の栄養と雪解け水をたっぷり吸っていて、取りたてを炭火で焼いて食べると、みずみずしいうま味があふれ出てくるそうだ。ここでは、ホワイトアスパラガスを30㎝ほど盛った土の中で育てる。手間はかかるが、ふかふかの土の中でじっくりと育つので、頭のてっぺんから根元まで真っ白な上、土の圧力で先端が締まり、食感がひと際いいという。

収穫は1本ずつ手作業。4、5人で80aの畑を歩き、根元にアスパラナイフ(通称・のみ)を差し込んで切り、約22cmに切りそろえて出荷する。気温と水が十分だと1日に10〜15cmも伸びるので、この時期は朝4時〜夜11時ごろまで作業に追われるという。「アスパラガスは取れたてが一番。なるべく早く送りたくて、畑を走り回っているよ」

中富良野町は「ハーブの女王」と呼ばれる紫色のラベンダーで有名な町。でも5月、6月だけは、真っ白な野菜の女王が大地に君臨する。

味わうならここで

独酌 三四郎(どくしゃく さんしろう)

旭川市2条通り5丁目左7号
TEL:0166・22・6751(予約が確実)
17:00〜23:00(LO)
※ホワイトアスパラガスは売切れ次第終了
休日:日曜日、祝日、※不定休あり
交通:旭川空港より車で約30分、JR旭川駅より徒歩5分

編集:(株)KADOKAWA 文:山平有紀 写真提供:亀畑清隆

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2016年5月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2016年4月1日時点の内容です

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