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女満別空港 豚ホルモン 北海道北見市

2017年2月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2017年1月1日時点の内容です

写真:「香風園」の丸ホルモン¥648とホルモン¥594、牛サガリ¥939(価格は各1人前)

焼き肉の町の名物は、脂身がうまい豚ホルモン

焼き肉の町として知られる北見市は、人口約12万人に対し、市内の焼き肉店が60店余りと道内第1位の高比率。しかも店舗だけでは飽き足らず、冬でも外にしちりんを持ち出して焼き肉をするつわものがいるというから驚きだ。

1974年創業の「香風園」は、店主の佐々木勝利さん(73歳)と妻の愛子さん(70歳)が切り盛りする老舗の焼き肉店。勝利さんが地元の肉店に10年間住み込みで働いた後、夫婦で店を開いた。香風園ではテーブルに着くと、まず炭火が赤々と燃えたしちりんが運ばれてくる。肉は全て生肉。野菜などは国内産で、調合してひと月寝かせた自家製だれは、しょうゆベースのサラリとした味わいに、タマネギや果実のような甘さがほのかに香る。

最初に北見発祥の豚のホルモンと牛サガリ(横隔膜)を注文した。店は丸ホルモンが人気。豚の腸を裏返しして輪切りにしているので、焼いた時に外側が香ばしくパリパリに、内側はジューシーに焼き上がる。実際にジュージューと音を立て始めたホルモンをたれにつけて口に含むと、たれの甘みと脂身がよく合う。さらに牛サガリを食すると、軟らかい肉から澄んだ肉汁が染み出した。愛子さんによると、店を開店した当初は牛と豚の内臓肉が中心で、「夫から、牛肉の食習慣が定着していないので、数年間は辛抱してくれと言われたんですよ」とのこと。「でも地元の花柳(かりゅう)界の大御所がこの店を気に入ってくれて、おかげでにぎわったの」と当時を振り返った。

店を紹介してくれた西野寛明さん(33歳)は北見の焼き肉文化を全国に発信する自称「ヤキニキスト」。西野さんによると、北見に焼き肉が定着したのは戦後で、駅裏の食肉処理場から出る新鮮な内臓肉を食べ始めたのが、地域に広まったという。市民アンケートでも豚ホルモン、牛サガリが人気の2トップだ。毎年2月には「厳寒の焼き肉まつり」が開催されるが、さすが焼き肉の町、チケットはすぐに完売する。

味わうならここで

焼肉センター香風園

北見市山下町2丁目1-5 ユニオンビル
TEL:0157・24・4874
17:00~23:00(LO22:30)
休日:第2・3日曜日
交通:女満別空港より車で約40分、JR北見駅より徒歩10分
※北見市内19の宿泊施設では、香風園を含む20店舗で使えるお得な「北見焼肉ミートクーポン」を発売中(TEL:0157・32・9900)

編集:(株)KADOKAWA 文・撮影:伊藤修

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2017年2月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2017年1月1日時点の内容です

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