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中部国際空港エリア 愛知県 名古屋市 華と粋を巡る文化のみち

2017年3月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2017年2月1日時点の内容です

現在、徳川美術館の「尾張徳川家の雛まつり」展の会期中で、全国から多くの人が訪れている名古屋。
尾張徳川家の城下町に広がる「文化のみち」を歩きながら、華やかな文化と歴史に浸る春の名古屋を満喫しよう。

写真:1922年に建てられた「名古屋市市政資料館」。赤いれんがと白い花こう岩、緑の銅板、屋根のスレートの黒を組み合わせた、ネオ・バロック様式の華やかな外観

レトロ建築を巡る町歩き

名古屋城から徳川園にかけての一帯に、「文化のみち」と呼ばれる歴史ゾーンがある。もとは、江戸時代に名古屋城の南に広がった商業地区に対し、東に延びた武家屋敷地区がルーツで、現在も「白壁・主税(ちから)・橦木(しゅもく)町並み保存地区」には、古い造りの門や塀が連続する武家屋敷の面影が残る。

大正時代には、名古屋の発展を支えた起業家たちの屋敷町として栄え、当時の邸宅が今も数多くあり、往時を伝える華やかな意匠も見応えがある。カフェやレストランとして息を吹き返した歴史的建造物も多く、大正ロマンあふれる空間で優雅に食事を楽しむことも。

高岳駅から「文化のみち二葉館」へと続く通りは桜の名所としても有名。3月中旬には早咲きの桜が満開になり、レトロ建築との共演も風情たっぷり。

日本最大級のひなまつり展へ

町並み保存地区から歩くこと30分。春にひときわにぎわう「徳川園」に到着。梅が咲き誇る園内を一周したら、お目当ての「徳川美術館」へ。『尾張徳川家の雛まつり』展は、年間約20万人の来館者のうち、5万人が同展の会期中に訪れるという人気企画で、名古屋に春を告げる風物詩として市民からも親しまれている。

30回目を迎えた今回は、「名古屋市蓬左文庫」で開催中の『日本最大の婚礼調度』展での尾張徳川家11代斉温の継室福君の「菊折枝蒔絵婚礼調度」全点一挙初公開に合わせ、同じく福君の雛道具「菊折枝蒔絵雛道具」と「抱牡丹蒔絵雛道具」を全点公開。ひな人形やひな道具の多くは、尾張徳川家の姫君のためにあつらえられており、御三家筆頭にふさわしい格の高さ。江戸時代の大名家にとっても、姫君の成長を願った大切な行事だったことが伝わってくる。展示は2017年4/9(日)まで。菊折枝蒔絵の調度と雛道具を一度に全て鑑賞できるのは今回が初めてとなるので、この機会にぜひ訪れたい。

名古屋城から町並み保存地区を経て、徳川園までは直線で3㎞強。名古屋駅を起点に、文化のみちエリアを周遊する「なごや観光ルートバス メーグル」も運行しているので、気ままに乗り降りして、早春の町歩きを楽しんで。

DATA

名古屋市市政資料館 [愛知県名古屋市]

名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設され、1979年まで60年近く裁判所として使用。現存する最古の控訴院建築で、復原された会議室など、大正から昭和の裁判所の雰囲気を感じ取れる。

写真左:大理石造りの荘厳な中央階段室。館内には貴重なガラス窓が残り、「ガラスの博物館」と呼ばれることも
写真右:絵になる風景があちこちに

愛知県名古屋市東区白壁1-3
TEL:052・953・0051
9:00 〜 17:00
休日:月曜日(祝日の場合翌平日)・第3木曜日(祝日の場合第4木曜日)
料金:無料
交通:名鉄東大手駅より徒歩5分、名古屋市営地下鉄市役所駅より徒歩8分
http://www.city.nagoya.jp

DATA

名古屋市町並み保存地区 [愛知県名古屋市]

名古屋市内には4つの「町並み保存地区」が存在。文化のみちの中間にある「白壁・主税・橦木町並み保存地区」は、武家屋敷の面影と洋風建築が調和する景観が特徴。

写真左:白壁町筋・主税町筋・橦木町筋沿いは、江戸時代からの町割りが残る
写真右:1904(明治37)年築の「カトリック主税町教会」

愛知県名古屋市東区白壁町4丁目・主税町・橦木町
TEL:052・972・2780(名古屋市歴史まちづくり推進室)
http://www.city.nagoya.jp

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2017年3月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2017年2月1日時点の内容です

raporaはAIRDOが発行する機内誌です。
最新号はぜひ機内でお楽しみください。

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